骨粗鬆症について
60歳以上の3割を超える方が
骨粗鬆症だといわれています
骨粗鬆症とは、骨の密度が低下し骨折しやすくなる病気で、症状がなく知らないうちに進行していきます。原因には、加齢やホルモンバランスの変化、生活習慣、喫煙などがあり、60歳以上の3割を超える方が骨粗鬆症だといわれています。特に加齢による骨の密度の低下は誰にでも起こりえます。
骨折は日常生活動作を困難にし、生活の質を低下させます。さらには介護が必要となったり、寝たきりに至ることもあるため予防が大切です。
このような症状・お悩みは
ご相談ください
- 前より身長が低くなった気がする
- 背中や腰が曲がってきた
- 背中や腰に痛みを感じる
など
DXA法について
DXA法とは、dual-energy X-ray absorptiometryの略で、2種類の異なるX線を照射して骨密度を測定する方法です。
放射線の被曝量は、胸部レントゲンの1/5程度と極めて少ないため、身体への負担も少ない検査です。
骨密度の検査方法(かかとで測定する超音波法や、手で測定するMD法など)の中で最も精度の高い検査方法です。
治療方法
食事療法
丈夫な骨を作るために欠かせない栄養素がカルシウムです。カルシウムが不足してしまうと骨粗鬆症の進行へと繋がります。乳製品や小魚、大豆といったカルシウムを多く含む食品や、カルシウムを吸収しやすくするビタミンDも積極的に摂取するようにしましょう。
また、ビタミンKやビタミンB群の不足も骨に悪影響を与えるため、緑黄色野菜や豆類などの摂取もあわせて栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
運動療法
骨は運動などによる適度な負荷がかからなければ次第に脆くなってしまいます。そのため骨粗鬆症治療においても、適度な運動をすることが大切です。
散歩やジョギングといった無理のない範囲での運動を日常生活の中に取り入れていきましょう。
薬物療法
骨粗鬆症の治療には内服薬や注射薬があります。
カルシウムやビタミンなど骨の栄養素を補う薬や、骨の吸収を抑える薬、副甲状腺ホルモン剤のような骨の形成を促進する薬など多くの薬があり、患者様の骨の状態によって適切な薬を選んでいきます。