減圧法について

椎間板造影・椎間板内注射法

 椎間板造影とは、椎間板の中
に直接針を刺して造影剤を注入
し、椎間板の状態を調べる検査
です。検査で椎間板の変性度や
後方への突出具合が良くわかり
ます。このときに、椎間板にス
テロイド剤を注入すると、薬剤
は後ろの神経の周りにしみわた
り、神経の腫れなどを和らげ痛
みが軽くなる方法です.
(図2−1)

椎間板ヘルニア押し出し法(減圧法)

図2−2

              腰のヘルニアのある椎間板に針を
入れ薬を多量に注     入れ薬を注入し、出ようとしている
             椎間板ヘルニアをさらに押し出す方
             法です。つまり 少し力を入れて多
             量の薬を中に入れ椎間板をパンクさ
             せます。これにより パンクさせた
             時には数時間痛み強くなりますが、
             後は痛みが軽くなります。又、脱出
             した椎間板は体が異物と考えて、免
疫作用により(食)細胞が来て食べてしまうと考えられています。
但し、脱出した椎間板の場所が悪いと痛みが強くなり、稀には手
術が必要になる事もあります。

椎間板ヘルニア注射法(減圧法)

 少し大きなヘルニアでは、上記の
椎間板ヘルニア押し出し法を行いま
すが、この押し出し法でも上手にヘ
ルニアが押し出せない場合には、後
ろから直接膨らんだ椎間板の部分に
針を刺し、薬を注入してヘルニアを
脱出させたり、散らせる方法です。

図2−3

図2−1